エリザベス 2世の肖像 Part 2


元の肖像の撮影: 1952年頃
撮影者: ドロシー・ワイルディング
ハケアの葉があしらわれた中にジョージ4世・ステート・ダイアデムを身に着けた女王の横顔が描写されているこの浅浮き彫りは、当初1953年10月に発行された、オーストラリア1ポンド紙幣で使用されている。
元の肖像の撮影: 1952年頃
撮影者: ドロシー・ワイルディング
この肖像が使用されているもの:Australia P-30 and 34

肖像 6a
元の肖像の撮影: 1951
撮影者: Yousuf Karsh
Engraver: George Gundersen
この彫刻の第1のバリエーションでは女王の髪が一部「悪魔の頭部」のように見える。
この肖像が使用されているもの:Canada P-66 to 73

肖像 6b
第2のバリエーションでは修正を行い、女王の頭髪からその問題となったパターンを削除している。
この肖像が使用されているもの:Canada P-74 to 84

Date of Original: Portrait: 1952
撮影者: Dorothy Wilding
女王のこの横顔は、伝統的に君主の横顔をあしらう硬貨での使用に特化して用意された肖像だと思われる向きがあるかもしれない。
だが、この肖像の利用を決定した発行機関ではそれ以前にジョージ5世やジョージ6世の横顔をあしらったデザインを使用していた。トーマス・デ・ラ・ルーによるデザインをエリザベス2世の治世でも踏襲するため、女王の適切な横顔が必要であったのである。
この肖像が使用されているもの:Seychelles P-11 to 13, Falkland Islands P-7 to 11

肖像 8a
ジャマイカとバハマの紙幣では、女王の肩は露出されており、ネックラインも深くなっているが、東アフリカ通貨委員会の紙幣では、肩やネックラインは露わになっていない。ジャマイカとバハマの紙幣は女王の最も女性的な側面を描写している。これらの肖像では、女性性が第一で、女王であることはその次である。しかしながら、これらの画像における女王の美しさは彫刻者によって強調されたものである。基となった肖像も大変美しく描写されたものではあるが、女王の王としての風格を表現したものであり、顔の特徴はおそらくそれほど際立ってはいない。
この肖像が使用されているもの:East African Currency Board P37 to 49, Jamaica P-48, Bahamas P-17 to 41
